ヴァンパイヤが総長に恋をした




「優良」

『ん?』

「そのー…。姫、なんないか?」

『その、姫って、なに??』





狙われるとか言ってたし

姫にならないと、なんで狙われるのかなぁ





「姫と言うのは、

僕達が、命をかけて、守る人の事です」





命かける…。

命なんて、かけなくていいよ


どうせ、私は血を飲めば、傷も、体力も戻るんだし





「そして、"疾風の彼女"ですね」

『…え??』





彼女って、男と、手繋いだり、キスしたり、する人の事でしょ?


無理無理無理無理無理無理。

疾風さんが相手なんて、

血の匂いが半端ない!!

それに、疾風さんの意見も聞かないとだし…

私なんか、絶対に無理だよ


私と疾風さんは、義理でも、兄妹。

学校とかにしれわたったら、視線が増すじゃんか…






『嫌だ』

「理由は、半分分かってますが、なぜですか?」

『私、みんなに、命無駄にしてはしくないし。
姫一人なんかに、みんなの命はかけてほしくない』

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