ヴァンパイヤが総長に恋をした



それに、私なんかに命かけたら、命が無駄になるよ

寿命までは、死んでも生き返るし…
血を飲めばね






『疾風さんの彼女なんて、疾風さんの意見も必要だし、
義理でも、兄妹だし』

「別に、俺はいいけど??」

「なにか言われたら」

「僕達が守ってあげる!!」

「だから、お願いします。
優良さんが危ない状態なんです」






疾風さん、OKしちゃったし…

私、なに言われても気にしないし…

危ない状態って?






『で、でも…』

「いいんじゃねーの?」

『淳さん…』ボソッ

「家には、私もいますから。
学校の送り迎えも私が奥様にお伝えして、私が、なります。
できるだけ、優良様の近くにいますから」ボソッ






いきなり、淳は使用人の口調になって言った

でもなぁ…

ヴァンパイヤって、ばれる危険もあるし






「3代目もOKって言ってるんだしっ!」

「いいよねっ!」

「それでは、情報流しますね」

「おう」





勝手にやられてるしーーー…

もう、拒否権がない!!

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