ヴァンパイヤが総長に恋をした
疾風さん…。意地悪だ
〔では、発車しまーす♪〕
ガタンっ
カラカラカラカラ…
ゆっくりと上にのぼっていく
お客さんを乗せた大きい蛇。
「さ、どうする?」
ニヤニヤして楽しそうにしている疾風さんと違って、私は、今にも泣きそう
『へ、平気…です…』
「本当かよ…。」
ひ、一人で頑張るもん。
大丈夫。大丈夫。大丈夫…。大丈夫……
ガタンっ
『ひっ!』
じゃない…
このあと、私は地獄を見た。
景色が綺麗だと思ったが、こわくて見る事すらできなかった