ヴァンパイヤが総長に恋をした
『楽しかったですね~』
「あぁ。最後は、観覧車か」
疾風さんが向いた方向に、大きなカンランシャおいう乗り物がユックリ回っていた
順番に並んでると、数分後、順番がきた
普通なら、もっと混んでるらしい
「ほら。乗れよ」
『は、はい』
乗るときは止まると思ったけど、止まらないんだ
疾風さんが乗ると、女の人が扉を閉めて、
いってらっしゃい
と言っていた
『これが、観覧車…』
座りながら外を見ると、綺麗な夕日が見える。
少しずつ上に上っていき、景色がよく見える
外って、こんなにも綺麗なんだ…
こんど、勇気だして、とんでみようかな
もうすぐで、てっぺんだ
「優良」
『?』
「俺は、ジンクスなんて信じてないが、
やってみるか」
『えっと…』
ジンクスって、なに??
疾風さんが近寄ってきて、私の顔の横に右手を置く