ヴァンパイヤが総長に恋をした




逃げ場がない…



もうすぐでてっぺんなのに、景色が見れない

疾風さんの目が、まっすぐで、真剣な顔だったから





「…いいよな」





左手で私の顎をクイッとあげる

そして、てっぺんで私の唇と疾風さんの唇が重なった



全然、嫌じゃない

むしろ、嬉しい


甘くて、とろけそうな疾風さんのキスを、私は目を瞑り受け入れた





『んっ…はぁ…ふ…ぅ…!』





長いよ!

息が続かなくなり、空気を吸おうと口をあけたとき、疾風さんの舌が私の中に入ってきた





『は…やてさっ…んんっ…』





はなれたくても、疾風さんの手が頭を押さえていて、はなれなくなっていた





『はっ……はぁ…はぁ…』

「顔真っ赤」





や、やっと、はなしてくれた…

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