ヴァンパイヤが総長に恋をした
〔これは、明後日着られる制服です〕
美野子さんは、白い大きなタンスから、
制服を出して私に見せた
可愛い制服。
〔パーティーの1時間前に、
お化粧などいたしので、
部屋にまた、来ますね〕
『は、はい。
み、美野子さん!』
〔はい?〕
『敬語、止めてください』
なんか、敬語だと、こっちも変な感じするし、なれてないから
〔いえ、私は優良様の使用人です。
優良様に敬語無しなんて、奥様に叱られます〕
『お母さんには、私から言っておくので。
敬語より、普通に接したりしてくれたほうが、私も話しかけやすいですから。
ダメ、ですか?』
〔……優良様が言うなら…そうしますが…〕
『うん。敬語無しでよろしくね』
〔はい!あ、うん!〕
美野子さんは、お母さんに呼ばれ、部屋を出ていった
『はぁ…。一人では、大きすぎるよ。
この部屋』
グルリと自分の部屋を見渡す