ヴァンパイヤが総長に恋をした



恥ずかしいからパーカーをはおり、

パックの入った小さいカバンと淳がくれた麦わら帽子をかぶり、更衣室を出た




人が…。

グラグラしてきそうで怖いな…



更衣室をでると、水着を着た人たちが多い





「あ!!いたいた~!」

「遅いから探したよ~?」





あ、楓と奏。


二人は、人を避けながら私の前にあらわれた


そして、グイグイと私の手を引いてパルソルの下にきた





「麻比呂と疾風は海にいるよ!」

「僕達も行こう?」

『え?!ちょっ!』





無理やりパーカーを脱がされ、麦わら帽子も、カバンもパラソルの下において、

海に入った





『な、なに?!!!!!!
つめたっ!!!!』

「え?そりゃあ、海だもんね?」

「まさか、初めて?」

『…うん』





海すら知らなかったし





「「ていうか、

優良ちゃんかわいすぎ!!!!」」




二人同時にムギュッと抱きつかれた

< 74 / 354 >

この作品をシェア

pagetop