ヴァンパイヤが総長に恋をした
二日目
『…ぅ…。あれ、私…』
昨日、急に苦しくなって、へんな夢を見た。
淳に似たヴァンパイヤが、いた。
ほんとうに、淳なのかな…
で、あの場所は、どこ?
見覚えは、あるような…ないような…
それに、あの赤ちゃん。
私に似てたような…
「ん…。…ぁ…。…はょ」
『お、おはよう…ございます』
隣のベッドで寝ていた疾風さんが目を覚まし、背伸びをする
でも、まだウトウトしてる
そして、ボフッと顔面から枕に倒れこんで二度寝
ガチャ
「優良ちゃん~!」
「起きてる~?」
『あ、はい。おはようございます』
部屋にノックもしないで入ってきたのは、
もう私服に着替えた楓と奏だった
「朝の海行くよ!!!」
「朝食はその後だ~!」
えぇー…。こんな朝に?