ヴァンパイヤが総長に恋をした





「お前らは隣の部屋に行ってろ!」

「で、でも!」

「僕達も手伝いたい!!」

「そうですよ!!」





ったく。その気持ちはわかるけどさ





「お前らじゃ、、人間じゃ無理なんだよ。
ごめん。お願いだ」


「「…」」

「…」

「…わかった。3代目、よろしく頼む」

「おう」





部屋のドアに鍵をかけてしめ、

風呂場に直行



まず、あたためたタオルでにじみ出てきている血を優しく押さえてすいとる


それができたら、


双子がためてくれたぬるい水に俺の血を2滴入れ、その水の中に優良をそっと
つからせる




やっぱり、酷く血がにじんでいた場所は、


左の横腹。


そこには、見えない紋章がついている



桜の花にヴァンパイヤの漆黒の羽。

それは、ヴァンパイヤの王の血が混じっているヴァンパイヤだけがもつ印。


ヴァンパイヤ王の娘という印だ。


そして、ヴァンパイヤの姫。

次の王女になる証

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