ヴァンパイヤが総長に恋をした
「ふぅ。ま、傷は夏休みすこし過ぎたぐらいに治るだろうな。
それまでは、絆創膏包帯お化けな」
『えー…。』
「えー…。じゃない!
血管から血が皮膚ににじみでてきてんだぞ。
それぐらいはかかるだろ。
腹はもう決定だな」
紋章のところか。
紋章が、ヴァンパイヤになると、見えるらしい
「…こんどの土曜日。
行くか?」
『え?どこに??』
「アクラシェア・ヴァン界国に決まってるだろ」
それって、私の本当の世界…
『行く。行きたい』
「それじゃ、決まりだな。
アクラシェアでは、血液は大量にあるから、パックは2つぐらいでいいな」
『へ~…。すご』
やっぱり、ヴァンパイヤの世界なんだ
ワクワクもあるけど、すこし、怖い。
「ちと、あの事件があってから、ざっと100年はたってるし、
アクラシェアは回復してる。」
『ひゃ、100年?!!』
「そうだ。だから、朱里さんは、100年の中の、15年。優良を預かっていた
30代目の母親だ」
さ、30代目…。
私、そんなにいっぱいお母さんがいたんだ…