イタズラなオオカミ


「おい、お前」

「はっはい!」


椅子から飛び上がるあたし。



「探したぞ」



そういいながら前の席に座る。



「おっ、上手そうな弁当じゃねぇか」



卵焼きが略奪された。



「上手い!この弁当俺にくれ。お前にはこれがある」



そいうと目の前にピザをドスンと置いた。

わけがわからない。

いきなりやってきてピザ置いて、

このごつい男子は何考えてるの???



「あ~朝は悪かった。俺の席ってわけじゃないんだが
ついつい、いつも座ってたからな」


「はぁ・・・あ」


「それで・・だな・・・

お前俺と付き合わないか?」


「はぁぁぁぁ~~⇒?」


いきなりな告白。

やっぱり都会のスピードは早すぎる。

ジェットコースターは苦手なんだよぉ~。

ついていけない・・・。







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