イバラの王宮


パタンと扉が閉まり静かな部屋に一人きりになる


「(上手く断れたらいいのだけれど…

でも、もし…清王の機嫌を損ねてしまえば…

私は殺され、国は滅びる…


怖い…怖い…どうしたら…どうしたらいいの…?)」


窓から冷たい風が流れ込み、私の涙で濡れた頬と震える肩をを撫でていた


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