あなたにあたしの何がわかるの
……………………なぜ?
私の頭の中には、はてなマークが大量に発生していた。
今、私の目の前には
原っぱが広がっていた。
………………なんで!?!?
ここ学校じゃないの!?!?
なんで学校の中に原っぱ広がってるの!?!?
たくさんの疑問がありながらもほかに行くところがないので、私は上靴で一歩踏み出してみた。
カサと草が揺れる音がして、私が踏んだところだけ、緑が潰れた。
もう一歩踏み出すとさっきと同じ、草が潰れる音がする。
あまりにもこの空間が静かすぎてそんな音まで聞こえてくる。
その時、サァッと風が吹き
地面の緑が揺れた。
咄嗟に私は目を手で隠した。
風も収まり、手をよけると。
いつの間にか一人の女の子が奥のほうで寝ていた。