神様、どうかこの人達に幸福を
手を引かれて、しばらく歩いていくと


「何してるんですか?ハサミさん」



頭からキノコが生えてる、キノコ頭の男の子が話しかけてきた。


肩にもキノコが乗っている

それに加え、喋っていた




「新しい子が来たから入学試験を受けさせようと思って、いらない奴持ってる?」


三つ編みの女の子はキノコ頭の男の子の持ってる物を指差した





その男の子が引きずってたのは、キノコだらけの男の人だった

すぐに死んでる事は分かった

その体は、もう腐り始めていたため腐敗臭が漂っていたからだ



「クフ...コイツは、充分キノコが成長したので捨てにいきます。確かピエロ先輩が持ってましたよ?」




独特の笑い方をするキノコ頭の男の子

ここの人はどこか思考がズレてるみたいで




正常だと思えるのは全くいなかった


「ピエロか...ありがと、じゃあまた後でね」


「はい...クフ」



話が終わったみたいで

また三つ編みの少女の後ろをちょこちょこと着いていく



キノコ頭の男の子が私の横を通ろうとした時




「次の実験台は、アナタですか...クフフ」




その言葉に恐怖を感じて鳥肌が立つ


ここは、やっぱりどこかが可笑しいみたいだ
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