恋の掟
結局、気が重くなるような雰囲気が続き
今日は解散することにした。
裕月と亜梨紗はどうしても学校に行く気になれず、裕月の家に向かった。
『僚央はやっぱりまだ…』
引きずっている。
恨んでいる。
と、言いたいのだろう
そして続けた。
『ゆづ…修二は本当に来るのかな…』
裕月は不安げな顔をして呟いた亜梨紗の頭を撫でて
「大丈夫だよ。」
と、根拠もないのに返事した。
先のことなんて誰にも
わからないのに。
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