幸せの結末
『形は悪いけど見た目ほど味は不味くないはずだよ。早く食べよ。』

私はフフフっと笑って、いただきます…と言ってオムライスを食べ始めた。

『ホントだ。美味しいね。翔、ありがとう。』

そう言って翔を見ると翔は顔を赤くして照れた様子でパクパクとオムライスを口に運んでいた。

食べ終わり食器を片付けコーヒーを入れる。

マグカップを持ってリビングに戻ってきた私を見て、隣に座るように促す。

マグカップをテーブルに置き、翔の隣に座るとテーブルの上のアロマキャンドルに火を点け、リビングの照明を落とした。

リビングに大好きなラベンダーの香りが漂う。

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