幸せの結末
翔がコーヒーを一口飲んでからソファーに凭れて

『由華。何か悩みでもあるなら、言って。』

そう言って私を見つめる。

『………。』

私は、翔にどう伝えていいのかわからず黙っていた。

『由華…。他に…好きな奴できた?』

『えっ?』

『俺のことキライになった?』

『違うっ!』

翔から言われた言葉に慌てて答える。

『じゃ、何があった?言ってくれないと、わかんないよ。』

翔は、そう言って俯いた。
< 15 / 25 >

この作品をシェア

pagetop