幸せの結末
突然の誘い
18時30分。

仕事が終わり帰る準備をしていると、

『ねぇ、浅菜さん。今日、夜、時間ある?』

『えっ?』

『もし時間あるならメシでも、どう?』

立花くんは、翔に聞こえるくらいの大きめの声で私を食事に誘う。

チラリと翔の方を見たが翔は私たちを見ることなく書類のチェックを続けている。

『ダメ?』

『………。』

私と翔が、付き合ってることを、この部署の人たちは知ってるから、立花くんが私を誘ったことにビックリした様子で私たちを見ていた。

しばらくして、返事をしない私を見て、つまらなそうに帰って行った。

そして残ったのは、翔、立花くん、私の3人。







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