叶わない恋-男目線-

『俺さ、

周りにキャーキャー言われてるだろ?

真面目に、普通に接してくれんの、

お前だけなんだよ。』



彼女からしたら

本当にどうでもいい話。


そして、

何より自分でもびっくりしてるのが

彼女の前で素を出せていること。


家でもできてないのに。。



沙織「そう…なんですか…」



彼女は驚きながらも返事をしてくれる。



『だから、ありがとな。

お礼と言ってはなんだが…

今日の夜空いてないか?』


馬鹿な俺はこんなことを聞いた。


沙織「空いてますよ?」



『飲みに行かないか?二人で』


自分でもつくづく思う。

こんなこと聞くとか…なぁ?苦笑



沙織「は?!」



『そんな、みんなに

奢ってらんないからな』


なんて苦笑いする。
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