叶わない恋-男目線-
少し黙った彼女。
沙織「奥さんはいいんですか?」
そんなことを聞いてきた。
『まぁな、やましいことなんてないし
何せ旅行中だからな』
沙織「はぁ…」
嫌…なのかな。
『おっと、藤沢、その資料くれ。』
丁度彼女が手にしていた資料が
探していたものだった。
これだこれだ、と呟く。
『さんきゅーな。
仕事終わり、待ってろよ』
と、彼女の頭にポンポンッと手をのせ
資料倉庫から出ていく。
少し強引に出てみた。