秘密の記憶は恋の契約
ブラウスのボタンが、半分以上開いていた。
(!?な、なんで・・・!?・・・って、まさか・・・!!!)
急激に、血の気がさーっと引いていく。
私はぎゅっと襟元を押さえると、「じゃあ!」と言って急いでその場を後にする。
「え!ちょっ・・・、梅村!」
後ろから、引き留めるような綾部くんの声が聞こえたけれど。
私は振り向かず、エレベーターに向かって一目散に駆けて行く。
「・・・わっ!」
フロアの入り口で、先ほどの声の主と思われる、職場の先輩、金田留美子さんとぶつかりそうになってしまった。
「おっと・・・って、なんだー、美咲ちゃんだったんだ。早いね」
「あっ・・・は、はい!その・・・ちょっと、トイレに行ってきます!」
「ん?うん。行ってらっしゃーい」
確実に挙動不審な私に首を傾げながらも、金田さんは手を振って見送ってくれた。
私は破裂しそうな心臓を押さえ、5階に止まっていたエレベーターに飛び乗った。
(ちょっと待って・・・これって・・・どういうこと!?)
数分前の出来事に、パニック状態の頭の中。
一階に着いてエレベーターから降りた私は、ロッカールームに飛び込んだ。
(!?な、なんで・・・!?・・・って、まさか・・・!!!)
急激に、血の気がさーっと引いていく。
私はぎゅっと襟元を押さえると、「じゃあ!」と言って急いでその場を後にする。
「え!ちょっ・・・、梅村!」
後ろから、引き留めるような綾部くんの声が聞こえたけれど。
私は振り向かず、エレベーターに向かって一目散に駆けて行く。
「・・・わっ!」
フロアの入り口で、先ほどの声の主と思われる、職場の先輩、金田留美子さんとぶつかりそうになってしまった。
「おっと・・・って、なんだー、美咲ちゃんだったんだ。早いね」
「あっ・・・は、はい!その・・・ちょっと、トイレに行ってきます!」
「ん?うん。行ってらっしゃーい」
確実に挙動不審な私に首を傾げながらも、金田さんは手を振って見送ってくれた。
私は破裂しそうな心臓を押さえ、5階に止まっていたエレベーターに飛び乗った。
(ちょっと待って・・・これって・・・どういうこと!?)
数分前の出来事に、パニック状態の頭の中。
一階に着いてエレベーターから降りた私は、ロッカールームに飛び込んだ。