秘密の記憶は恋の契約
(平常心、平常心・・・)
気持ちを落ち着かせながらパソコンの電源を入れ、とりあえず、と、メールのチェックを始めるけれど。
(だめだ・・・。全然頭に入ってこない・・・)
横にいる彼を意識せずにはいられなくて、読んでいるメールの内容を、全く理解することが出来ない。
(集中するんだ!集中、集中・・・)
自分に言い聞かせていると、「おはよー!」と言って、右隣の岩下さんが元気に出勤。
私はひとまず頭を休め、岩下さんに向かって「おはようございます」と挨拶を返した。
すると。
「・・・あれ?」
岩下さんが、じーっと私の顔を見る。
「な、何ですか?」
「・・・なんか違う」
「は?」
「なんか急に女っぽくなった。
・・・あ!わかった!好きなヤツでもできたんだろー」
「!?」
「ガハハ」といかにもオジサンなノリで笑い出す岩下さん。
私は突然の指摘に大いに慌て、マウスをくるくるとあちこちに動かした。
「ま、まさか・・・っ!そんなわけないじゃないですか!」
否定する私に、岩下さんは「そうかー?」と言って首を傾げる。
「うーん・・・じゃあ何かなあ・・・。なんか妙に色気出てるんだよなあ・・・」
気持ちを落ち着かせながらパソコンの電源を入れ、とりあえず、と、メールのチェックを始めるけれど。
(だめだ・・・。全然頭に入ってこない・・・)
横にいる彼を意識せずにはいられなくて、読んでいるメールの内容を、全く理解することが出来ない。
(集中するんだ!集中、集中・・・)
自分に言い聞かせていると、「おはよー!」と言って、右隣の岩下さんが元気に出勤。
私はひとまず頭を休め、岩下さんに向かって「おはようございます」と挨拶を返した。
すると。
「・・・あれ?」
岩下さんが、じーっと私の顔を見る。
「な、何ですか?」
「・・・なんか違う」
「は?」
「なんか急に女っぽくなった。
・・・あ!わかった!好きなヤツでもできたんだろー」
「!?」
「ガハハ」といかにもオジサンなノリで笑い出す岩下さん。
私は突然の指摘に大いに慌て、マウスをくるくるとあちこちに動かした。
「ま、まさか・・・っ!そんなわけないじゃないですか!」
否定する私に、岩下さんは「そうかー?」と言って首を傾げる。
「うーん・・・じゃあ何かなあ・・・。なんか妙に色気出てるんだよなあ・・・」