秘密の記憶は恋の契約
岩下さんはブツブツと呟きながら、自分の椅子にドスンと座る。


(岩下さん、普段は髪型変えたって気づかない人なのに・・・。

今日に限ってなんなの!?)


内心、心臓はバクバクと拍動を続けていたけれど、私は動揺を隠して仕事を再開。

隣で、綾部くんがふっと笑ったような気がしたけれど、私はそれに気づかないフリをした。










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