秘密の記憶は恋の契約
(疲れた・・・本当に疲れた・・・)
昼休みに入りパソコンの電源をおとした私は、「ふう」と大きくため息をついた。
仕事自体は、いつもとさほど変わらない内容。
けれど、隣にずっと彼氏がいるという状況は、信じられないくらい心臓に悪い。
(『彼氏』だっていう実感は、あんまりわいていないけど・・・)
それとも、実感がないからこそ・・・だろうか。
きっと、ものすごいラブラブ状態だったなら、ドキドキして、嬉しくて、ウキウキした気持ちで仕事に取り組むのだと思う。
(だけど・・・)
ドキドキはする。確かにする。
でもこれは、イケメンに好意を見せられた女子の自動反応で、特別に・・・綾部くんが好きだから、という理由でドキドキしているわけではない、と思う。
綾部くんじゃなくても、かっこいい男子に「好きだ」と言われたら、確実にドキドキする自信が私にはある。
だから・・・まだ、彼を好きなわけじゃない、そう思ってはいるけれど。
(とりあえず・・・気分転換に、今日は外に食べに行こうかな)
最近見た地元情報誌に、おいしそうなオムレツの店が載っていた。
昼休みに入りパソコンの電源をおとした私は、「ふう」と大きくため息をついた。
仕事自体は、いつもとさほど変わらない内容。
けれど、隣にずっと彼氏がいるという状況は、信じられないくらい心臓に悪い。
(『彼氏』だっていう実感は、あんまりわいていないけど・・・)
それとも、実感がないからこそ・・・だろうか。
きっと、ものすごいラブラブ状態だったなら、ドキドキして、嬉しくて、ウキウキした気持ちで仕事に取り組むのだと思う。
(だけど・・・)
ドキドキはする。確かにする。
でもこれは、イケメンに好意を見せられた女子の自動反応で、特別に・・・綾部くんが好きだから、という理由でドキドキしているわけではない、と思う。
綾部くんじゃなくても、かっこいい男子に「好きだ」と言われたら、確実にドキドキする自信が私にはある。
だから・・・まだ、彼を好きなわけじゃない、そう思ってはいるけれど。
(とりあえず・・・気分転換に、今日は外に食べに行こうかな)
最近見た地元情報誌に、おいしそうなオムレツの店が載っていた。