秘密の記憶は恋の契約
こういうことを聞くのは、正直、とても恥ずかしい。
でも、モテる人がなぜ私?という素朴な疑問は消えないし、同期でずっと一緒にいたのに、なぜ今更?という疑問も残ったままで、聞くなら今かな、と、勇気を出して聞いてみた。
「・・・おまえ、一年くらい前に髪切っただろ。今よりちょっと短いくらいに」
「え?ああ・・・うん」
一年前。
彼氏にフラれた私は、背中の真ん中まであった長い髪を切り、耳下のショートボブにした。
大好きだった分、つらくて未練が残ったけれど、このままじゃいけないと気持ちを切り替えるため、長い髪をバッサリ切った。
(あの時は・・・結構つらかったな)
綾部くんの言葉に、当時の気持ちが甦る。
そんな私をチラリと見ると、彼は言葉をつないでいった。
「・・・それがすげえ似合ってて。かわいいなって思ったのがきっかけだけど。
後から失恋したって聞いて・・・。それで髪切ったのか・・・って。
そんな理由であんなバッサリ髪切る奴がほんとにいるのかって思ったら、ちょっと笑えるっていうかかわいいっていうか・・・わかりやすくて単純だなって」
「た、単純!?」
しかも笑えるって・・・!!
(ものすごい、大決意だったのに・・・!)
でも、モテる人がなぜ私?という素朴な疑問は消えないし、同期でずっと一緒にいたのに、なぜ今更?という疑問も残ったままで、聞くなら今かな、と、勇気を出して聞いてみた。
「・・・おまえ、一年くらい前に髪切っただろ。今よりちょっと短いくらいに」
「え?ああ・・・うん」
一年前。
彼氏にフラれた私は、背中の真ん中まであった長い髪を切り、耳下のショートボブにした。
大好きだった分、つらくて未練が残ったけれど、このままじゃいけないと気持ちを切り替えるため、長い髪をバッサリ切った。
(あの時は・・・結構つらかったな)
綾部くんの言葉に、当時の気持ちが甦る。
そんな私をチラリと見ると、彼は言葉をつないでいった。
「・・・それがすげえ似合ってて。かわいいなって思ったのがきっかけだけど。
後から失恋したって聞いて・・・。それで髪切ったのか・・・って。
そんな理由であんなバッサリ髪切る奴がほんとにいるのかって思ったら、ちょっと笑えるっていうかかわいいっていうか・・・わかりやすくて単純だなって」
「た、単純!?」
しかも笑えるって・・・!!
(ものすごい、大決意だったのに・・・!)