最高の恋の見つけ方
「でも、絵里の男の趣味って懐深いよね」


運転しながら、ちょっとくだけて、純が言った。



「なんで?」



「だって、幼馴染と俺って、結構タイプ違わない?見た目しかしらないけどさ、なんか幼馴染からかもし出る雰囲気が、アイドルっぽいっていうか」



「女の子みたい?」



「まあ、なんかそんな感じなのかな、目がきらきらしててさ。ラメの入った衣装で踊りだしそうじゃない?」



「ふふふ、葵くんに言ったら、殴られそう。で、純は、ザ クールないい男って感じだもんね」



「そんなことないよ」



純はさらりと否定して、近くの丘の上で、車を止めた。



「で、話ってなに?」



純は急に真面目な顔で、私に聞いた。









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