最高の恋の見つけ方
早速、ホテルで軽い昼食を取った私たち。



「芦ノ湖でもいってみよっか」



ということになって、行ってみたら、丁度海賊船が波止場から出るところだった。



それじゃあ、海賊船に乗って、鳥居でも見るかということになって、あわてて券を買って、船に乗り込んだ。



2月の海は寒いけど、心は温かかった。



久しぶりに心から、くつろげてるなっと思う。純も子供みたいにはしゃいでいる。



「純には、一杯、私の汚い部分を引き受けてもらっちゃったね」



ふっと、つぶやいた。



「ふふふ、絵里のそういうとこに惹かれたんだから、しょうがないよ」



「そうだったの?」
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