最高の恋の見つけ方
純がホテルの部屋についてから、やけに楽しみにしていた部屋についてる温泉。



存在は気にしてたけど、やっぱり、あれかな、一緒に入るのを期待して、高いお金払ったんだよね。といいつつ、さすがにそれは、恥ずかしい。



「私はとりあえず、一般の温泉いこうかなぁ。広いだろうし、綺麗だってホテルのWEBSITEに書いてあったよ」



早口でまくし立てた私の言葉を途中で遮って、純は私を、背後から、腕を回して抱きしめた。



「恥ずかしがらないで」



耳元でささやかれて、私は真っ赤だ。



「久しぶりだから」



もごもご言う私に優しくキスする純。




「大丈夫、絵里の嫌なことはしないし」



ますます真っ赤になって、顔を隠す私の手を無理やり剥ぎ取って、深いキスをされた。


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