最高の恋の見つけ方


「ねえ、純」


「何?絵里」




「純は、純はモトカノとか、いるの?」



思い切って、聞いてみる。



「そりゃあ、今までずっと一人だったってことはないよ」



「どんな人?」



「なんで、そんなこと、聞きたいの?」



「だって、純だけ、私のこと、全部知ってて、悔しいから」


ちょっと嬉しそうに、微笑む純。


「嫉妬、してるんだ、絵里」



「してるよー、嫉妬。彼氏だからね」



「ちょっと、嬉しいな」



「どんな人?いつ別れたの?」



「うーん、結構前、2年前?」



「なんで別れたの?」
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