私立宮桜学園物語
「ふっ…なんだ、ジロジロ人の顔を見て。
俺の顔に何かついてるか?笑」
「い、いえ!!」
ひぃいい!!貴方に見とれてました!なんて絶対言えない…
「そうか?ならいいんだが
…ほら、ここの角を曲がると体育館だ。」
「あっ…」
辺りを見渡すと、真新しい制服を来た生徒がちらほら見えてきた。
「あのっ、ありがとうございました!
私、桜木結愛っていいます。
良かったらまたお礼させてください!」
「お礼か…そうだなぁ。
今のところ思いつかないな。」
「そうですか…」
また会えるチャンスだと思ったんだけどな…
「あ、じゃあアドレスを教えてくれるか?
また桜木にしてほしいお礼が見つかったら連絡するよ」
あ…アドレス!?
ふぉおおお!急展開!!
「はっ、はい!もちろんです!」

こうして私たちはアドレスを交換して、
その後九条先輩は授業があるからと言って去っていき、私も体育館で自分の座席に座り入学式が始まるのを待っていた。
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