私立宮桜学園物語

それにしても、…

「イケメンのメアドゲット〜☆」
私って結構ツイてるのかもしれない！
よく見ると、周りにもかっこいい人たくさんいるし、イケメンが多いっていう噂も案外あっているのかもしれないなぁ。
前までは不安だらけでそういうことどうでもよく感じていたけど、よく考えると今まで彼氏がいたことのない私にとっては結構重要なことで…
なんだ、全然不安に思うことないじゃん！
先輩だって優しかったし、
周りの新入生も怖そうな人はいない。
案外学園生活enjoyしちゃったり!?笑
「おい…」
てか、こんだけイケメンだらけなら彼氏とかできちゃうんじゃないの!?
「おいって！」
ふわぁあああ！！イケメン彼氏…
「おい！！！！」

「ふぉあ!?」
「やっと気づいた…」
目の前には呆れ顔で私を見下ろす茶髪の男の子が…
「…ん？」
男の子…が……
「んん!?」
「な、なんだよ…」
もしかして…
「あんた…もしかして剣斗…？」
「…そーだけど？」
やっぱりぃいいい！！！
「なんでここに!?ここ通うの？
てかあんた今までどこにいたの？
え、推薦？推薦で来たの？
だったら何の推薦で…」
「うわぁああ！！バカ！声でけぇよ！！」
「うぐっ」
「ったく…ほんとバカ…」
「ふぁによぉー！ふぇか、ふぇえほへて！(何よー！てか、手どけて！)」
「はいはい」
「ぷはぁっ！