ひねくれ次女とヤンキー君。
あたしの言葉を無視して勝手に物事を進める近藤くん。
「だから、ちがうって!」
さっきより大きな声で否定する。
「でももう、本令なっちゃうよ?」
そう言われて時計をみると、もう28分。
「教室、もどらなきゃ」
「え、1日くらい大丈夫だよ」
「大丈夫じゃない」と、あたしは確かに言ったのに...。
スタスタと先に歩いていく近藤くんをほってくわけにもいかず、走って彼の背中をおった。