揺恋〜変わらずに揺らぐ気持ち〜
私、奏人と付きあおうとも思うの。」
「…!!!そか…。」
「奏人には1番そばで支えてもらいたいし、私も奏人のそばにいたいって思うようになったの。」
「はぁーそっかあ!!!いーなあ美結奈は!!ハハッ!」
「璃乃…。ありがとう。璃乃のお陰でもあるよ。」
「あーもう帰らなきゃ!!璃乃帰ろ?」
「…うちはもう少しここにいるよ。」
そうだよね。
ごめんね璃乃。
「じゃあね!」
「うん。また明日。」
バタンッ
閉めたドアの向こうから璃乃の泣き声が聞こえる。
屋上にふく風にまぎれて。
多分璃乃は告られたって聞いてすごい不安になったんだよね。
それをわかってあげられなかった私って…。
だめだな。
私も少し焦りを感じてる。
奏人に早く言わなきゃって
まったりしてると奏人がどこか行っちゃいそうな気がして…。
「奏人…
好き。」
「っ!!!!」