揺恋〜変わらずに揺らぐ気持ち〜
隣の家、
そこに行くと毎回涙が出そうになる。
よく行くのに懐かしく感じる。
だってそこは彼方が住んでた家だから。
昔よく遊びに行ってたなー…。
今は奏人だけどさ。
奏人は私の心の支え的な存在で、
中学で引っ越してきて家が隣なのもあって仲良くなった。
私の好きな人は
彼方なのに、いいのかなってたまに思う。
…んん。
「ふぁあ…」
寝てたみたいで外は暗かった。
時計は8時をさしていた。
グゥ〜
「あ。奏人のとこ、行かなきゃ(笑)」
私は少し眠たい身を起こして
隣の光景にびっくりした。
「うへっ?!!!」