☆子犬系男子にご用心☆



お母さんが私に冷たいことはわかっていたし。
仕事が大事で、私を煩わしいと思っているんだってこともわかってた。



でも、いらないって思われてたなんて。




いらないならなんで生んだの。
お父さんが欲しいって言ったからって、なんで生んだりなんかしたの。




愛してくれないくせに。





「ううっ・・・・ふっ・・・・」





空も泣いている。
いつの間にか降り出した雨が容赦なく私に降り注ぐ。


空にまで見放された・・・。




そんな風に思えて悲しくなる。





もういい。
どうなったって。
この雨に濡れて消えてしまえばいい。




私なんて・・・。






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