☆子犬系男子にご用心☆
「やっと、結芽ちゃんと恋人同士になれたんだもん」
「あの、でも、まだ私・・・」
「わかってるよ。これから徐々に好きになってもらうから、覚悟しといて」
今までと、大して変りのない関係のように思える。
でも、臣の中では少し違うみたいで。
まぁいいかと歩き出した。
「今週の日曜日、結芽ちゃん空いてる?」
「・・・暇だけど」
「デートしよう、デート」
「デート・・・」
キラキラと瞳を輝かせながらそういう臣。
付き合うということは、デートをするってことか・・・。
でも、まぁ、臣にはいろいろ迷惑もかけたし。
「いいよ」
「やった!じゃあ、11時にあの公園ね!」
「わかった」
少しずつ、私の気持ちも変わっていくといい。