☆子犬系男子にご用心☆
「おはよう」
「おはよう!いこっか!」
自然と臣が私の手を取り歩き出す。
私も、振りほどくことをせずそのまま手を繋いで歩く。
「結芽ちゃん、可愛い」
「へっ?バ、バカじゃないの」
どうしてそう、シレッとそんなことが言えるのか。
私は顔を赤くさせ顔をそらした。
「今日は、水族館に行ってみよう!」
「水族館?」
「僕、好きなんだよね。イルカとか」
「へぇ・・・」
臣はイルカが好きなのか。
なんか、可愛い所あるんだな。
キャラは可愛いくせに、時折見せる男らしさでなんだかよくわからない臣だから。
「イルカショーとかやってるかな」
「先に時間調べて回ろうか?」
「うん」
はしゃぎぎみな臣に、嬉しくなる。