☆子犬系男子にご用心☆



「おはよう」

「おはよう!いこっか!」




自然と臣が私の手を取り歩き出す。
私も、振りほどくことをせずそのまま手を繋いで歩く。




「結芽ちゃん、可愛い」

「へっ?バ、バカじゃないの」




どうしてそう、シレッとそんなことが言えるのか。
私は顔を赤くさせ顔をそらした。




「今日は、水族館に行ってみよう!」

「水族館?」

「僕、好きなんだよね。イルカとか」

「へぇ・・・」



臣はイルカが好きなのか。
なんか、可愛い所あるんだな。


キャラは可愛いくせに、時折見せる男らしさでなんだかよくわからない臣だから。




「イルカショーとかやってるかな」

「先に時間調べて回ろうか?」

「うん」





はしゃぎぎみな臣に、嬉しくなる。




< 193 / 259 >

この作品をシェア

pagetop