☆子犬系男子にご用心☆
え・・・?
人ごみに消えていく臣の背中をただ見つめた。
消えた手の温もりを探すように手を伸ばす。
臣・・・?
臣は迷わずみゆさんを追いかけた。
みゆさんと、臣は知り合いだったの?
ただの知り合いって感じじゃなかった。
だって、臣は興味のない人には冷たい人。
同級生に対してもそうだった。
でも、みゆさんは違うの?
なんで・・・?
そんな話、聞いてない。
なんで教えてくれなかったの?