☆子犬系男子にご用心☆
それに・・・。
今までのおちゃらけたキャラじゃない。
一瞬鋭さがチラついた。
「なんて、気のせいですかね?」
「え・・・」
一瞬でもとの麻生くんに戻った。
ニコニコと笑顔で私の腕を離した。
「せっかくなんで、一緒に食べましょうよ。お昼休み終わっちゃいますし」
「・・・今日だけだから」
「はい!」
まるで太陽のような。
そんな笑顔に。
私は、眩しくて目をそらす。
どうしてこんなに明るくなれるんだろう。
どうして、私はこんなに捻くれてるんだろう。
「結芽さん。あの」
「え?」
「結芽ちゃんって呼んでもいいですか?」
「は、はあ!?」