☆子犬系男子にご用心☆
我慢してた涙はもう、我慢できず溢れてく。
ポタポタと臣の顔に落ちては流れる。
「臣・・・」
「好きって・・・、僕が先に言いたかったのに・・・」
臣が笑う。
私も、涙を拭ってほほ笑んだ。
「臣は、ずっと言ってくれてたよ」
「・・・結芽ちゃん。好きだよ」
それは何度でも。
惜しむことなく何度も告げられる愛の言葉。
「好き・・・大好き・・・」
臣の手が私の頭をひきつける。
重ねられた唇から、臣の熱が流れ込む。
好きも、愛してるも、全部。
私と臣の中に。