☆子犬系男子にご用心☆
「いっつもそうだよね、結芽ちゃんって」
「いつもって・・・」
「人の話聞かないで、自分の思い込みを辛き通して。それで俺がどれだけ振り回されてると思ってんだよ」
「ちょ、臣・・・、口調が・・・俺って・・・」
おちゃらけた臣は、いずこへ。
「こういう俺も、愛してくれるんでしょ?これだって、俺自身なんだから」
「そ、うだけど・・・っ」
「もう、結芽ちゃんが変なこと考えないように、身体に教え込まなきゃね」
妖しく光る瞳が、怖い。
どんどん追いやられる。
手が滑り、ドン、と地面に背中をついた。
見上げられていた私が、今度は見下ろされている。
「お仕置き」
「な、に」
妖しい光が、振ってくる。