☆子犬系男子にご用心☆
「うん!それでいい!それがいい!やった!お昼一緒に食べれるんだ!」
「ごめん、志保もそれでいい?」
「うん。私は全然問題ないよ」
譲渡できるところは譲渡しよう。
キーホルダー一つで気持ちが変わったみたいで変だけど。
「やったー!」
「ちょっと、わかってる?他の時間はダメなんだからね!」
「わかってるって」
心配だなぁ。
今まで毎時間のように来ていたのに、本当に納得してくれたの?
「ほんと、あんたって犬みたい」
しっぽが見えるようだわ。
フリフリ大喜びで振られているしっぽが。
「仕方ないから、諦めてあげるわよ」
私は呆れたように言った。