☆子犬系男子にご用心☆
「んぐっ!」
こんな事って。
こんな事って・・・。
私はただ、バランスを崩そうとした彼を助けようと。
でも、木の上の彼を支えるなんて到底無理で・・・。
そのまま落ちてきた彼の下敷きに・・・。
そして、唇に感じるや笑い感触。
金髪の髪が顔にかかる。
「さ、サイテー!!!」
バシン!!
大きな音が響く。
右手の掌がじんじんと痛い。
男の子の身体の下から抜け出しそのまま駆け出した。
最低、さいてい、サイテイ!
キスされた、キスされた。
いや、あれは事故だ。
相手は寝てたし。
覚えてないよね。
こんなのキスじゃない!
ノーカンだ!!!