☆子犬系男子にご用心☆
「臣?ああ、えっと3組ですよ。あそこ!たぶんさっき通り際に見たらいたんでまだいるはずです」
「あ、ありがとう」
すんなりとわかってしまった。
同じクラスだったんだろうか?
「同じクラスなの?」
「いえ、俺4組なんで」
クラス違うのに知ってるんだ。
それはこの子がすごいのか?
「ありがとう」
「はい」
その子にお礼を言って私は3組の教室に向かった。
ああ、憂鬱だ。
そっと教室を覗く。
外からでもなんとなく聞こえてくる騒々しい声。
なんだか楽しそうに盛り上がっている声。
「あ・・・」