☆子犬系男子にご用心☆
「なに見てるの?」
「・・・え!?」
突然声が聞こえてきた声に驚き声を上げる。
いつの間にか授業が終わってた!?
聞こえてきた声は志保のもので。
「な、なんでもないっ」
麻生くんを見てたなんてばれたらなんて言われるか。
誤魔化して志保を連れ出そうとしたのに・・・。
「あれ、麻生くんじゃん」
「気のせいでしょ。ほら、あっちに」
「なになに、麻生くんの事見てたの?」
志保の顔がニヤニヤと笑っているのがわかる。
ああ、もう。
「へぇー」
「な、なによ」
何か言いたげな志保。
私は顔を赤くさせながら恥ずかしくて顔をそらした。