龍華寺 四葉と書いて、救世主と読め。
☆
「……って、言われたんだけど」
教室へ戻ったナゴミは、四葉に報告した。
四葉はもう既に予想はしてたらしく、したり顔で頬杖をつく。
「やっぱりか。もう少し調べた方が良さそうだな」
「調べるって……どうするの?」
四葉の事だから、また詠芽に頼むのだろうか。
そう予想したが、四葉はスマホではなくクラスメイトの女子を数人手招きして呼んだ。
時々リンや遥加と一緒に遊んでるグループだ。
皆、地味とも派手とも言えない普通の女子だ。
そのうちの一人と、四葉は内緒話を始めた。
周りにに聞こえないように、コソコソと。
「どうしたの?」
内緒話が終わると、すぐにナゴミは身を乗り出して四葉に聞く。
「去年もあったんだってさ。リンと遥加が被害者になった事故とか事件が」
「え?!」
「って言っても軽いもんだけどな。私物が無くなったりとか、脅迫状的なのが来たりとか」
「……って、言われたんだけど」
教室へ戻ったナゴミは、四葉に報告した。
四葉はもう既に予想はしてたらしく、したり顔で頬杖をつく。
「やっぱりか。もう少し調べた方が良さそうだな」
「調べるって……どうするの?」
四葉の事だから、また詠芽に頼むのだろうか。
そう予想したが、四葉はスマホではなくクラスメイトの女子を数人手招きして呼んだ。
時々リンや遥加と一緒に遊んでるグループだ。
皆、地味とも派手とも言えない普通の女子だ。
そのうちの一人と、四葉は内緒話を始めた。
周りにに聞こえないように、コソコソと。
「どうしたの?」
内緒話が終わると、すぐにナゴミは身を乗り出して四葉に聞く。
「去年もあったんだってさ。リンと遥加が被害者になった事故とか事件が」
「え?!」
「って言っても軽いもんだけどな。私物が無くなったりとか、脅迫状的なのが来たりとか」