引っ越し先はあたしの隣⁉︎
まだ女子のように叫んでるヤツを睨んだ。
その視線に気付きながらもまだやってくる。
コイツ……。
「ウッ!……ご、ごめんって!」
ギブギブ!と俺の手を叩く。
いつまでも笑ってるのがいけないんだ。
さらに首を掴んでる手に力を入れる。
「わ、わかっ…たからッ!!放して!……っ」
本当に分かってんのか、こいつ。
って思いながら手を放してあげた。
はーっ、死ぬかと思ったー、と肩を上げ下げさせている真人をみて笑った。
ざまーみろ!
「おれ、そろそろ帰るわ」
と快斗はスマホを見て言った。
もう19時か。
ふたりは俺の部屋をでて、母さんに「お邪魔しましたー」と告げてから玄関へ向かった。