゜* 小さな恋 * ゜
ピピピピピッ--…

うるさいケータイのアラームが
私に朝を知らせる。

まだ完全に起きていない私は
手探りで携帯を見つけ、
手探りでアラームを解除する。

「なんだあ-…ユメかあ…」

また昔のユメみちゃった…。

思い出したくないカコのコトも
目を閉じれば新鮮に思い出す。

眠い目をこすりながら
名残苦しい布団を後にした。


私、北条 華菜〔ホウジョウ カナ〕は
中Ⅰの夏休みをごく普通に過ごしている。
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