ずっと、すきでした。

ベッドの枕元に置いてある携帯を取ると、
LINEのアプリを開く。





そして相手の名前を選択して、カチカチとメッセージを打ち込んでいく。




打っては消して、打っては消してという行為を何度も繰り返して、やっと打ち終わったのは30分後だった。






覚悟を、決めた。










〈明日、話したいことがあるの。
少しの時間だけでいいから、放課後、
教室で待っていてくれるかな…?〉





送信。






するとすぐに既読になった。




~~~♪~~~♪~~~♪




《今日、いきなりあんなこと言って悪かった。分かった、じゃあ、明日放課後に。》









「…」






携帯の電源を落として、枕に顔を埋める。









明日、私は私自身と。




そして、あなたとケリをつけます。
< 37 / 54 >

この作品をシェア

pagetop