ずっと、すきでした。
空を見上げたまま、そう言うと「なに?」と柔らかな声が返ってきた。












ただそれだけなのに、










ほら…こんなにも優しく、暖かな気持になる。









「1度だけでいいの…。









章、って呼んでもいいかな…?」
















「…いいよ」






「ふふっ、ありがとう」










風が冷たくなってきた。









そろそろ窓を閉めよう。












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